アレルギーに悩まされるのは、大人だけではありません。子どもまで、アレルギーの症状には日々悩まされています。しかし、アレルギーを持つ方が多いものの、アレルギーの仕組みなどについては、知らない人も少なくありません。
なぜアレルギーに悩まされる方が多いのでしょうか。また、市販の薬で本当に抑えられるのか疑問に思う方も多いはずです。
■アレルギーって何?どうして起こるのか
人間の体の働きは便利なもので、いるもの、いらないものを区別することができるのです。いらないもの、つまり異物と判断されたものを排出する機能を免疫と呼びます。この免疫は、ウイルスや菌を判断するため、食べたものや触ったもの、吸い込んだものなどを対象に行います。
しかし、アレルギー反応というのは、この免疫が過剰に反応して起こる症状です。そのため、通常なら栄養になるはずだった物質を、排除しようと活発になってしまいます。
アレルギーは、アレルゲン(原因物質)と呼ばれるものにより引き起こされます。アレルゲンは種類が多く、人によってさまざまな症状が出るのが特徴です。そのため、ひとりひとりがアレルギーについて知っておく必要があるのです。
アレルギーを引き起こす原因を知るためには、自己チェックをしなくてはいけません。病院で検査を受けることも重要ですが、まずは、自分の体の反応をしっかり把握しておくことも大切です。
例えば、食べたものを記録したり、痒みが出たときに記録するなどがあります。原因を知るための情報を書き留めておくことが、判断するヒントになるでしょう。
■アレルギーの種類は数え切れないほど!薬からも出ることが
アレルギーの種類は、主に食物・アレルギー性鼻炎・アトピー性皮膚炎・喘息などがあります。そこから枝分かれするように、数多くのアレルギーが存在します。アレルギーを抑える薬にも、アレルギー反応が出ることがあり、治療が困難になることもあるのです。
それほど、人間を悩ませるアレルギーですが、アレルギーといっても症状によって服用する薬が違います。
■アレルギーの抑制は市販薬でも効くのか?
アレルギーがひどくなると、薬を服用しないと、息苦しかったり寝られなかったり、日常生活に支障をきたします。そのため、花粉症などのアレルギーがある方は、薬を常備しているという人も多いのではないでしょうか。市販の薬を持っている方もいれば、処方してもらった薬を持っている方もいます。
では、アレルギーを抑えるためには、市販の薬でも問題はないのでしょうか。
結論からいうと、自分に合っているものを選べなければ、市販薬では効果が期待できません。アレルギーの症状がひどい人は、市販の薬では効かないことが多いです。その理由は、市販薬はさまざまな方が服用するため、症状に合ったものを選べていないことにあります。そのため、アレルギーが原因で日常生活に支障をきたす場合は、病院へ行き、薬を処方してもらいましょう。そうすることにより、自分に合ったものを選ぶことができます。