グルテンフリーを続けるためにグルテンが含まれている食品を知っておこう

グルテンフリーの食生活に変えてみよう

 

グルテンフリーの生活を始めるためには、まずはどの食品に小麦粉が含まれているのかを知ることが大切です。

パンやケーキ、うどんなど、主原料が小麦粉だと明らかにわかる食品も多いのですが、アイスクリームやカレーのルウなど、一見小麦粉が使われていないようにみえる食品にも、以外と小麦粉が使われているものが多いのです。

小麦粉が含まれている主な食品としては、パン、ケーキ、クッキーなど小麦粉から作られるパンやお菓子類。パスタ、うどん、そうめん、中華麺など小麦粉から作られる麺類。蕎麦にも、そば粉100%の十割蕎麦以外は、つなぎとして小麦粉が使われています。また、お味噌汁などの具材になる麩も小麦粉から作られています。このほか天ぷらや揚げ物も衣に小麦粉が使われています。天麩羅や唐揚げ、コロッケ、とんかつなどの揚げ物もNGです。また、餃子や春巻き、シュウマイも皮に小麦粉が使われていますし、お好み焼きやたこ焼きなどのいわゆる“粉物”と呼ばれる食べ物も対象食品となります。

 

意外な食品にも使われている小麦粉

 

小麦粉は粘り気や弾力がありますから、とろみを付けるのに使われることが多く、カレーやシチューのルウをはじめ、麻婆豆腐の素などの市販のおかずの素、粉末のカップスープの素、ウスターソースなどとろみのある食品には小麦粉が使われているケースが多いので注意が必要です。またソーセージやアイスクリームなど、思いがけない食品にも小麦粉が使われていることがあります。パッケージの食品表示をみて、小麦粉が含まれているかどうかをチェックするクセをつけましょう。

このようにみていくと、さまざまな食品に小麦粉が使われていることがわかります。

 

グルテンフリーは和食がおすすめ

 

小麦粉が含まれていない食品や、小麦粉の代替え品となる食品にはどのようなものがあるのでしょうか。

主食となるパンの代わりになるのが、ご飯です。麺類ではお米から作られているビーフンやフォー、緑豆やじゃがいもから作られる春雨などがおすすめです。

このほか肉類や魚介類、野菜、豆類、海藻類、果物、卵や乳製品もグルテンフリーです。

主菜となる肉や魚、副菜としてたくさん食べたい野菜をはじめ、グルテンフリーの食品はこんなにも種類が豊富です。

主食をご飯にして主菜を肉、副菜を野菜にする昔ながらの和食に変更すれば、グルテンフリーは比較的続けやすいといえるでしょう。

グルテンフリーを続けやすい和食ですが、一つ気になることがあります。それは和食に欠かせない醤油にも、小麦粉が含まれていることです。

しかし醤油に含まれる小麦は、加工段階で発酵作用によって分解されて機械検査で検知されなくなるため、多くの人に害がないといわれています。

しかし完全に小麦が排除されたわけではありません。醤油に含まれる小麦粉が体に合わない方は、グルテンフリーの醤油の使用をおすすめします。

近年、グルテンフリーが浸透してきたこともあり、米粉などに置き換えた代替え食品が多数販売されています。これらの代替え品を使えば、ストレスを感じずにグルテンフリーを続けることができるでしょう。