外食でグルテンフリーは難しい!?
グルテンフリーの生活をしていて困るのが、外食です。最近ではグルテンフリーのメニューを提供するお店が増えてきましたが、まだまだグルテンフリーを意識していないお店が主流です。
個人で出かけるときはグルテンフリーのレストランなどを選べますが、仕事関係やお付き合いなどでは一般的な飲食店に出かけることが多いため、メニュー選びに困ることも多いのではないでしょうか。
グルテンフリーでも食べられる外食とは?
グルテンフリーのメニューとしては寿司や鍋物などの和食系、焼き肉やステーキなどの肉系が挙げられます。これらのメニューには、小麦粉はほとんど使われていません。
ただ注意したいのは醤油です。一般的な醤油には小麦粉が含まれています。醤油は発酵食品なので、製造過程で小麦は分解されますからアレルゲンにならないといわれており、特に疾患がなければ気にせずに食べて良い食品です。
とはいえアレルギー症状は、人によってさまざまです。醤油の発酵過程で小麦が分解されるとはいえ、小麦成分が100%除去されるわけではありません。アレルギーが気になる方はかかりつけのお医者さんと相談することをおすすめします。医師に醤油の摂取を止められた場合は、グルテンフリーの醤油を購入してマイ醤油持参ででかけましょう。
和食以外では、インドカレーもおすすめです。一般的なカレールウにはとろみをつけるために小麦粉が使われていますが、本格的なインドカレーには、小麦粉が使われないのが一般的です。ただし、ナンは小麦粉から作られていますからNG。カレーとライスの組み合わせを楽しみましょう。
イタリアンやフレンチなどの洋食ではパスタを止めてリゾットにする、パンは食べない。中華では餃子や焼きそばは止めて焼きめし、野菜炒めなどの工夫を。
居酒屋での飲み会では、ビール、麦焼酎などの麦から作られるお酒は我慢です。ワインや日本酒などをチョイスしましょう。食べ物では揚げ物は避けましょう。焼き魚や冷や奴、刺身などのシンプルなメニューが安心。こちらも醤油が気になる方はマイ醤油を持参してください。
神経質になりすぎず食事を楽しみましょう
工夫をすれば外食でもグルテンフリーは可能です。しかし目上の方からビールをすすめられるなど、厳密に100%グルテンをカットするのは難しいかもしれません。
しかしアレルギー疾患など心身に影響が出る場合は別ですが、特に疾患がなければ神経質になりすぎるのは逆効果です。人間関係がスムーズに運ばないリスクがありますし、厳密なルールにしばられてストレス過多になり、逆に体調を崩してしまうことも…。
食事は楽しんで食べることが大切です。外食では不便なことも多いのですが、グルテンフリーと引き換えに、親しい人と食卓を共にする機会を失うのは悲しいことです。外食で多少の小麦粉を食べてしまっても気にせず、グルテンフリーをがんばっている自分をほめてあげましょう。