グルテンフリーの実践方法

最近、話題となっているグルテンフリーは、小麦粉などに含まれているグルテンを食べないライフスタイルのことを言います。しかし、どのようにグルテンフリーを実践すればよいのかについてはあまり知られていません。

 

グルテンフリーが必要な人とは?

必ずグルテンフリーを実践しなくてはいけないのは、セリアック病や小麦粉アレルギーを持つ人です。セリアック病や小麦粉アレルギーを持つ人は、グルテンを含む食べ物を口にすると、体に異常をきたしてしまいます。最悪の場合、命に関わることもあるので、グルテンを摂取することは絶対に避けなければいけないことなのです。

グルテンフリーを実践するとよい人としては、グルテン不耐性の人が挙げられます。グルテン不耐性とは、グルテンを含む食品を摂ると、体に何らかの不調が出てくる状態のことを言います。残念なことにその診断は難しく、小麦粉アレルギーのように、アレルギー検査をすれば診断が確定するというものはありません。不調の種類も人それぞれで、肌が荒れる人もいれば、頭痛や腹痛を引き起こす人もいます。だるさを感じたり、便秘や下痢の症状が出るという人も珍しくはありません。このような人たちは、グルテンフリーを実践することにより、健康的な体を手に入れることができるようになります。継続して行うと、体質改善にもつながります。

グルテンフリーを実践しようとする場合には、グルテンを含む食品を避けた食生活を送ることになります。そのためには、どの食品を食べないようにすればいいのかを把握する必要があります。

 

グルテンフリーは大変?

しかし、いざ実践してみると、グルテンフリーは想像している以上に大変であると感じるかもしれません。なぜなら、現代の食生活はグルテンを含むもので溢れかえっているからです。

グルテンを含む食品を思い浮かべてみると、パン、パスタ、うどん、ラーメン、洋菓子、お好み焼き、餃子やワンタンの皮、天ぷら粉など、どれも私たちの身近なものばかりです。含有量は少ないですが、カレールー、醤油、一部のドレッシングなどにもグルテンは入っています。

 

グルテンフリーな食材について

これらを避け、代用できる食材で、グルテンが含まれていない食材を摂取していきます。例えば、主食を選ぶ際はパン、パスタなどは避け、お米を食べるようにします。昔から日本人の主食であったお米にはグルテンが含まれていないので、安心して食べることができます。蕎麦やビーフン、フォーもグルテンが含まれていない食品です。

さらに、野菜、果物、肉、魚介類、卵、乳製品、豆腐などはグルテンフリーで、これまでと変わらず食べることが可能です。また、料理を作るときは小麦粉の代わりに米粉を使うという方法もあります。米粉はパン、麺、お菓子、天ぷら粉など、幅広い料理に使うことができるので、グルテンフリーを実践する上で重宝する食材です。

初めはグルテンフリーの食事に頭を抱えてしまう人も少なくないようですが、少しのアレンジで以前と変わらないくらい、美味しい食事を取ることができるようになります。