渋谷内科クリニックでは、呼吸免疫研究所が併設されています。呼吸器アレルギーの研究を大学や研究所と共同で行なっています。呼吸器内科とアレルギー内科のクリニックなので、喘息や鼻炎などのアレルギーに強いです。他にも食物アレルギーや花粉の診断・治療も行っています。院長はアレルギーの講演も行っているので、アレルギーを治していきたいと思っている人はチェックしてみるといいでしょう。
■アレルギーを持つ人が増え続けている原因
日本のみならず、世界中でアレルギー性疾患を持つ方が増えています。呼吸免疫研究所では、なぜアレルギーを持つ人が増えているのかの原因を研究しています。先進国と呼ばれる国々は、環境が整っているため、ほとんどの国民が不自由なく暮らしているでしょう。しかし、そのような環境でのアレルギー性疾患を持つ患者さんは、年々増え続けています。それはつまり、病気にならないような場所で育つと、免疫がなく、アレルギーになりやすくなるということです。原因が確定したわけではありませんが、関係がないとはいえません。そのため、子どもの頃はとくに、免疫をつけるような工夫をする必要があります。これは、わざと病気にかかるという意味ではありません。あくまでも細菌やウイルスへの対策をしつつ、外部環境へ慣れていくことが重要です。
■花粉症と喘息は関係がある?
花粉症は、季節性のアレルギーで、スギやヒノキの花粉が粘膜に着くことで反応が起きます。主に鼻炎症状や目の痒みが起こり、春になるとほとんどの人が花粉に悩まされています。薬剤や目薬などで治療をしますが、一時的なものが多く、季節がすぎるまで我慢している方も少なくありません。アレルギー性鼻炎は、花粉のほかにもハウスダストが含まれます。最近では、花粉症と喘息には関係があると考えられています。しかし、鼻炎とあるように、アレルギー性鼻炎は、鼻の炎症です。では、気管支喘息と関係はあるのでしょうか。
これは、絶対に関係がないとは言い切れません。その理由は、口から繋がる気管支と、鼻から繋がる鼻腔は、体の中で通じ合っています。そのため、鼻腔で花粉による炎症があると、さまざまな炎症性細胞が反応を高めてしまうのです。そこから繋がり、気管支まで届いてしまう場合があり、絶対に関係がないとは言い切れないのです。
喘息と花粉症、どちらもアレルギー性反応があるという方は、かかりつけの病院に相談することをおすすめします。また、アレルギー性鼻炎の方も、喘息にならないための対策をしていくようにしましょう。
■食物アレルギーは治る?生活習慣の改善も重要
食物アレルギーは、食べ物を食べたときに、アレルギー性反応が起こるという病です。今までアレルギー反応が出なかった食べ物でも、体調が悪いときなどは免疫力が下がっているため、症状が出ることもあります。一度出てしまうと、アレルギー反応が出やすくなるので、できるだけ避けるような食生活を心がけましょう。また、生活習慣の改善も重要です。